ノモス・ゲオルギコス(その他表記)Nomos Geōrgikos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノモス・ゲオルギコス」の意味・わかりやすい解説

ノモス・ゲオルギコス
Nomos Geōrgikos

7世紀後半から8世紀初め頃に成立したビザンチン帝国の農民法。ユスチニアヌス2世 (在位 685~695) の法令集から抜粋されたもの。農奴をもった大土地所有者と並んで土地を共同所有する自由な村民共同体の存在および農奴と並んだ自由農民の存在を認め自由小農民の社会的・経済的要素を重要視した法令であった。政治的にも危険な大土地所有者の勢力削減を目指した画期的なもので,これはスラブ語にも訳され,大きな影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む