のら烏(読み)のらがらす

精選版 日本国語大辞典 「のら烏」の意味・読み・例文・類語

のら‐がらす【のら烏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. のらくらと遊びまわる烏。
    1. [初出の実例]「あんがうがらす・のら烏・うかれがらすの浮名もきえて」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)拾遺)
  3. 常に出入りしてそこの事情に精通している遊び者やならず者。特に、江戸時代大坂の新町遊里をひやかして歩く者。
    1. [初出の実例]「九けん 阿波座ののらがらす、月夜はなをか闇の夜も、へうたん町をこしづけに」(出典:浄瑠璃・淀鯉出世滝徳(1709頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android