ノルビッド(読み)のるびっど(その他表記)Cyprian Kamil Norwid

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノルビッド」の意味・わかりやすい解説

ノルビッド
のるびっど
Cyprian Kamil Norwid
(1821―1883)

ポーランド詩人彫刻絵画もよくした。1842年に祖国を離れてドイツイタリアなどを転々とし、パリ施療院で死んだ。パリではミツキェビッチスウォワツキショパンらとも交友があった。彼の詩は生存中はほとんど知られず、20世紀初めになって認められ、哲学的で難解ながら第一級の叙情詩人と評価された。代表作に『プロメティディオン』(1851)、『ショパンのピアノ』(1864)などがある。

[吉上昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android