ノーブレス・オブリージ(その他表記)noblesse oblige

翻訳|noblesse oblige

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノーブレス・オブリージ」の意味・わかりやすい解説

ノーブレス・オブリージ
noblesse oblige

元来はフランス語で「高貴な身分には義務を伴う」の意。封建社会においては,身分の高い者は身分の低い者を保護する義務を負っていた。この格率は近代イギリスにおいて,特に保守党の政治家たちに受継がれ,下層大衆を保護することは義務であると考えられた。 19世紀を通じて保守党政権下につくられた幾多の労働立法や社会立法はこの義務感に基づくとされている。現代では大衆民主主義論 (→マス・デモクラシー ) とのからみで,リーダーシップエリートの必要性を説く論者によって主張されることが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む