ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノールトブラバント州」の意味・わかりやすい解説 ノールトブラバント〔州〕ノールトブラバントNoord-Brabant オランダ南部,ベルギーと境を接する州。州都スヘルトーヘンボス。海岸部は肥沃で,コムギ,テンサイが生産されるが,排水不良地では牧草地が卓越する。南部のヒース地帯は,森林や沼沢地が多く農業に適さないが,19世紀から泥炭の切出しと園芸農業,育牛が行われてきた。 20世紀になって人口流出が続き,農業開発は遅れている。主要都市はこれまで臨海部ではベルヘンオプゾーム,河川沖積地ではブレダ,内陸の砂質地ではスヘルトーヘンボスが代表的であったが,現在ではティルブルフ,アイントホーフェンなど南部の工業都市が成長している。住民の大部分はカトリック。面積 4948km2。人口 220万 9047 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by