ハイドロパシー(その他表記)hydropathy

翻訳|hydropathy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイドロパシー」の意味・わかりやすい解説

ハイドロパシー
hydropathy

疎水親水度ともいう。蛋白質ペプチド鎖に沿ってアミノ酸側鎖の疎水性度,親水性度の分布を示すグラフ。ふつう疎水性度を正の値,親水性度を負の値で表わす。疎水性側鎖の集まる領域は蛋白質分子内側に折れ曲るか細胞膜に埋もれて水との接触が少い状態に存在しやすい。逆に親水性の領域は分子の表面に出て水と接触する傾向があるので,蛋白質のアミノ酸配列情報のみから高次構造や機能を予想・推定するのに有用である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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