普及版 字通 の解説
6画
[字訓] わかれる・ながれ
[説文解字]
[字形] 象形
水の分流する形に象る。〔説文〕十一下に「水の(なな)めにれ別るるなり。反永に從ふ」という。永の反文。永は水が合流して、その勢いではげしく流れることをいう。はのち(派)に作る。
[訓義]
1. わかれる、水がわかれ流れる。
2. 分派、分流。
[部首]
〔説文〕に(みやく)・(べき)の二字を属する。は「血理れて、(なな)めに體中に行(めぐ)るなり」(段注本)とあり、血脈の(脈)の初文。は「めにるなり」とあって、流し目をいう。
[声系]
〔説文〕に声としてなど二字を収める。
[語系]
mekは・pheと声近く、水脈のことを血脈に及ぼしたものであろう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報