ハイパーカード(その他表記)HyperCard

翻訳|HyperCard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイパーカード」の意味・わかりやすい解説

ハイパーカード
HyperCard

カード型のデータベースシステムで,ハイパーテキストを実装したソフトウェアアップルビルアトキンソンが同社のパーソナル・コンピュータ,マッキントッシュ向けに開発し,1987年に発表した。内蔵されたスクリプト言語ハイパートーク HyperTalkを使用してドキュメントを作成したり,データベース構築に利用できる。ドキュメントにはテキストのほか,静止画,動画,音声などのデータをはりつけることができるため,ゲーム制作などにも用いられた。操作プログラム実行が簡単に行なえるほか,大きな特徴として,1枚のカードから他のカードへのリンク機能があり,これによって独自の世界をつくり出した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のハイパーカードの言及

【CAI】より

…専門のプログラマーでなくても簡単に教材が作成できることを目的にさまざまなシステムが開発されてきた。最近では,ハイパーカードや各種のホームページ作成ソフト(HTML記述ソフト)がある。
[知的CAI]
 伝統的CAIの持つ問題点を克服するために,知的CAIの研究が始まった。…

※「ハイパーカード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む