20世紀西洋人名事典 「ハインリッヒウェーバー」の解説
ハインリッヒ ウェーバー
Heinrich Weber
1842.5.5 - 1913.5.17
ドイツの数学者。
シュトラスブルク(現ストラスブール)大学教授。
ハイデルベルク生まれ。
ハイデルベルクをはじめ多くの大学で教え、1895年以降シュトラスブルク大学教授となる。主な業績はアーベルの定理の最も一般的な形の証明や、絶対アーベルは円分体であると言うクロネッカーの定理の証明、及び虚数乗法に関連する問題において解析と数論とを結び付けることが決定的に重要であることを示したこと等である。代数の標準的教科書となった「代数学教程」や「初等数学百科」「数理物理学における偏微分方程式」等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報