20世紀西洋人名事典 「ハインリッヒブルンナー」の解説
ハインリッヒ ブルンナー
Heinrich Brunner
1840 - 1915
ドイツの法制史家。
元・ベルリン大学教授。
ベルス(オーストリア)生まれ。
ウィーン大学で法学、歴史学を学び、ドイツに留学し、G.ワイツに師事し、国制史を研究する。1866年レンベルク大学員外教授。1868年正教授となり、その後、プラハ大学、シュトラスブルク大学、ベルリン大学各教授を歴任する。ドイツ法制史学界で指導的地位を占め、「古典理論」の集大成者として知られ、サビニー等がローマ法研究で示した法学的精緻さと、体系性をゲルマン法史研究に導入する。著書に「ドイツ法制史」(2巻、1887〜1892年)、「ドイツ法制史大要」(1901年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報