20世紀西洋人名事典 「ハインリヒシュルスネス」の解説
ハインリヒ シュルスネス
Heinrich Schlusnus
1888.8.6 - 1952.6.18
ドイツのバリトン歌手。
ブラウハバ生まれ。
1915年ハンブルクでデビューし、同年ニュルンベルク歌劇場専属となる。’17〜45年にはベルリン国立歌劇場に所属し、ベルリンのオペラ界のスターとなる。この間、アメリカをはじめ各地で演奏旅行を行い、ドイツのバティスティーニと呼ばれる。ドイツの歌手には珍しいイタリア的な明るくのびのびとした発声、美声と柔軟性のあるロマン的な情緒豊かな歌唱で知られる。ヴァーグナーを最も得意とし、またリート歌手としても有名。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報