山川 世界史小辞典 改訂新版 「ハウサ諸王国」の解説
ハウサ諸王国(ハウサしょおうこく)
Hausa
現ナイジェリア北部に形成されたイスラーム諸王国。14世紀後半,マンデ系商人によってハウサ人が多く住むこの地域にイスラームが伝えられ,その後,城壁に囲まれた都市を核としてカノ,ダウラ,カツィナ,ザザウ,ゴビール,ラノ,ガリンガバスの七つの王国が形成された。さらに,ハウサ人以外の民族が住む地域にもヌペなど七つの王国が形成された。イスラームを基盤に商業も発達した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報