ハサ地方(読み)ハサちほう(その他表記)Al-Hasa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハサ地方」の意味・わかりやすい解説

ハサ地方
ハサちほう
Al-Hasa

アラビア語でアフサー。サウジアラビア東部の地方。現在サウジアラビア産油地帯の中心。北部はクウェート,東部はペルシア湾,南部はルブアルハーリー砂漠,西部はダフナー砂漠と接している。事実上の独立地帯であったが,18世紀後半イスラム教ワッハーブ派に占拠され,1818年から第1次世界大戦まではトルコとエジプトのゆるい宗主権下に立ち,間欠的にワッハーブ派の支配が復活した。 1932年同派の首長イブン・サウードによってサウジアラビアに併合された。乾燥地帯ではあるが,数多くの肥沃なオアシス地帯を含み,古来農業地帯として有名であった。 48年にダンマーム付近に世界最大級のガッワール大油田が発見され,大変貌をとげた。地方の中心がフフーフからダンマームに移行し,鉄道が建設され,タンヌーラ岬が石油の大積出港となり,レバノンのサイダ (シドン) までパイプライン (タップライン) が敷設された。面積 10万 7000km2。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む