現代外国人名録2016 「ハシムサチ」の解説
ハシム サチ
Hashim Thaçi
- 職業・肩書
- 政治家,軍人 コソボ副首相・外相,コソボ民主党党首 元コソボ首相
- 国籍
- コソボ
- 生年月日
- 1968年4月24日
- 出生地
- ユーゴスラビア・セルビア共和国コソボ自治州ドレニツァ(コソボ)
- 学歴
- プリシュティナ大学哲学部卒,チューリヒ大学
- 学位
- Ph.D.
- 経歴
- アルバニア系。歴史を学んでいた大学時代、ミロシェビッチ・ユーゴスラビア大統領のコソボ支配強化時期に反セルビア人ゲリラ闘争に参加。セルビア治安部隊への反抗、逮捕、釈放を繰り返し、中部マリシェボを中心にアルバニア系武装組織コソボ解放軍(KLA,現・コソボ保安部隊=KPC)の中で次第に頭角を現す。1996年マリシェボで行われたKLAの正式設立から政治代表部の一員として参加。’98年“コソボ紛争”時にはKLA政治局長として活動。’99年2月KLAが発足させたコソボ暫定政府の暫定首相を兼任。フランス・ランブイエで行われた和平交渉で国際舞台に初登場、アルバニア系住民の交渉団長としてユーゴスラビア側と対峠。同年6月北大西洋条約機構(NATO)による空爆の結果ユーゴスラビア軍がコソボから撤退するとコソボ政治の表舞台に登場。2000年急進独立派政党・コソボ民主党を旗揚げ、党首。2004年コソボ自治州議会議員。2007年11月州議会選挙で民主党が第1党となり、2008年1月首相に就任。2月セルビアからの独立を宣言。2014年12月首相退任。2014年より副首相兼外相。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報