はた‐あげ【旗揚・旗挙】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 旗を掲げる意から ) 自分に従う兵士を集めて組織し、軍事行動をおこすこと。いくさをおこすこと。兵をあげること。挙兵。
- [初出の実例]「みのの国に籏上げさせ給ひし」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一五六)
- ② 芸能、演劇関係の人々が、新たに一座を組むこと。興行、公演をはじめること。
- [初出の実例]「その歳の秋、松井須磨子をスターとする芸術座の一座が旗上げした」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉明治大正凝視の中心と成った女性)
- ③ 新しく事をおこすこと。事業をはじめること。また、その名乗りをあげること。
- [初出の実例]「最う一と度旗挙(ハタア)げする元気も尚だ十分有りやんした」(出典:あたらよ(1899)〈内田魯庵〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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