はだしのゲン

共同通信ニュース用語解説 「はだしのゲン」の解説

はだしのゲン

漫画家の故中沢啓治なかざわ・けいじさんが広島での被爆体験を基に描いた自伝的作品。1973年に雑誌で連載が始まった。主人公ゲンは広島市内で被爆。自宅は倒壊して火に包まれ、父と姉、弟を亡くした。原爆がもたらした貧困差別と向き合いながら、たくましく生きるゲンの姿が共感を呼んだ。平和教材として読み継がれ、テレビアニメやミュージカル、朗読劇など幅広く取り上げられた。英語やロシア語など24言語に翻訳されている。

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