ハミ塚古墳(読み)はみづかこふん

日本歴史地名大系 「ハミ塚古墳」の解説

ハミ塚古墳
はみづかこふん

[現在地名]天理市岩屋町 茶屋ノ前

後期の大方墳で、高瀬川たかせ  の上流、岩屋いわやヶ谷の奥まったところに立地する。平成七年(一九九五)の調査で、南北約四五・六メートル、東西四八・八メートルの規模をもち、北と東・西の三方に「コの字型」に濠を巡らすことが判明した。

埋葬施設は南西に開口した両袖の横穴式石室で、盗掘を受け、壁面は一段目しか残っていなかったが、全長約一二メートル、玄室長五・七メートル、奥壁幅二・九二メートルの規模をもっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android