20世紀西洋人名事典 「ハムリンガーランド」の解説
ハムリン ガーランド
Hamlin Garland
1860 - 1940
米国の小説家。
ウィスコンシン州ウエストセイラム生まれ。
開拓農民の子として中西部を転々とし、開拓者の厳しい生活を身をもって経験する。1883年ボストンに行き、ダーウィンなどの思想を独学で学び、ハウエルズの影響下で創作活動にはいる。また、ヘンリー・ジョージの単一課税論に共鳴し、農民問題にも取り組む。中西部の農村を描いた短編集「本街道」(’91年)などにより、リアリズム運動において独自の地位を築く。ピュリッツァー賞受賞の「中西部の辺境の娘」(’21年)は自伝的な作品である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報