ハラタケ目(読み)ハラタケもく(その他表記)Agaricales

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハラタケ目」の意味・わかりやすい解説

ハラタケ目
ハラタケもく
Agaricales

担子菌類のうちいわゆる菌蕈(きんじん。キノコ類のこと)を形成するものの分類学上の一群マツタケ目ともいう。子実層を形成する組織,グレバ glebaが裸出しているヒダナシタケ目と,胞子が完熟するまで何層かの外皮に包まれている腹菌目とに対し,子実層を形成する組織が初めはキノコの組織の内部に生じるが,のちにひだや管孔の形となって空気に触れる状態になるものを一括してこの目としたものである。しかし菌蕈の発生について詳細に研究が進められるにつれ,例外的なものや中間的なものが発見され,いまだ分類学的な論議が残されている。マツタケシイタケハラタケシメジテングタケハツタケヒトヨタケ,スエヒロタケなどはすべてこの目に属している。

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