ハリアナ(読み)はりあな(その他表記)Haryana

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハリアナ」の意味・わかりやすい解説

ハリアナ
はりあな
Haryana

インド北西部、パンジャーブ平原に広がる州。ハリヤナともいう。面積4万4212平方キロメートル、人口2108万2989(2001)、2535万1462(2011センサス)。州都チャンディガル。1966年、パンジャーブ語圏のパンジャーブ州から分離、ヒンドゥー語圏に入った。年降水量300~500ミリメートルの半乾燥地域で、南半分は砂丘が占める。サトレジ川をせき止めたバークラ・ダムからの灌漑(かんがい)水によって全耕地の23%が灌漑地域となり、さらに灌漑地域を広げようとしている。先進農業地域で、穀物サトウキビ、大豆、綿花が主作物で、工業は綿紡績セメント、自転車、化学、ガラスなどが立地する。アンバーラヒサール、ロータック、ジンド、カーナルなどの大都市がある。

[成瀬敏郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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