ハルツーム州(読み)ハルツーム(その他表記)Al-Khurtūm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハルツーム州」の意味・わかりやすい解説

ハルツーム〔州〕
ハルツーム
Al-Khurtūm

スーダン中央東部,やや北寄りのほぼ三角形の州。ホワイトナイル川ブルーナイル川の合流点に,首都ハルツームをはじめ,ハルツームバフリー,オムドルマーンの三大重要都市を集め,南はジャバル・アルアウリーヤ・ダムから,北は第6瀑流までのナイル川沿岸流域を含めている。気候は乾燥した大陸性気候で,乾季には7~47℃,年降水量は 175mm以下である。牧草地では,家畜飼養や薪供給が可能であるが,ハブーブと呼ばれる砂嵐が土壌浸食を早めている。ナイル川流域では,洪水後に農業が可能で,ナイル川合流点を頂点とする南部のジャジーラ地方は,1925年ジャジーラ (ゲジラ) 計画によってダムによる灌漑が実施され,綿花をはじめとする大規模な農業地域となった。面積2万 8165km2。人口 180万 2299 (1983) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む