ハワイと天体観測施設

共同通信ニュース用語解説 「ハワイと天体観測施設」の解説

ハワイと天体観測施設

ハワイ島マウナケア山頂は標高約4千メートルで空気が薄く湿度低いなど天体観測に適した条件を備えているため、1960年代以降、日本や米国カナダなど10基以上の大型望遠鏡建設されてきた。ハワイの先住民にとってマウナケア山頂は神聖な場所とされ、90年代からハワイの伝統文化や自然を保護しようとする人と、観測施設との対立が表面化。山頂の科学保護地区を管理するハワイ大は2015年、TMTをマウナケアでの最後の建設とし、既存の望遠鏡の4分の1を撤去すると発表した。

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