マウナケア

デジタル大辞泉 「マウナケア」の意味・読み・例文・類語

マウナ‐ケア(Mauna Kea)

米国ハワイ州ハワイ島北部にあるたて状火山ハワイ諸島最高峰標高4205メートルで、冬には積雪もみられる。天候が安定しており、また、人工的な光が少ないため、すばる望遠鏡ケック望遠鏡など各国天文台・大型望遠鏡が設置されている。

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精選版 日本国語大辞典 「マウナケア」の意味・読み・例文・類語

マウナケア

  1. ( Mauna Kea ) アメリカ合衆国ハワイ州、ハワイ島の北東部にある楯状火山。ハワイ諸島の最高峰。山頂にはマウナケア天文台があり、天体観測の世界的中心日本のすばる望遠鏡もある。標高四二〇五メートル。

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百科事典マイペディア 「マウナケア」の意味・わかりやすい解説

マウナ・ケア[山]【マウナケア】

米国,ハワイ州,ハワイ島の中北部にある火山南部マウナ・ロア山,キラウェア山がある。標高4205m。深さ5000mの海底から突出している火山で,規模は世界最大。ゆるやかな傾斜の楯(たて)状火山で火口不明瞭。山頂部には氷食地形が残る。スキー客が訪れる。山頂には〈すばる望遠鏡〉(1999年完成)を備えた国際観測所がある。
→関連項目ハワイ[島]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マウナケア」の意味・わかりやすい解説

マウナケア
Mauna Kea

アメリカ合衆国ハワイ州南東部のハワイ島にある火山。標高 4205m。ハワイ島の北部を占める巨大な楯状火山で,ハワイ諸島の最高峰。更新世の噴火活動で形成されたもので,多くの側火山がある。玄武岩質の溶岩流からなるが,すでに放射谷の侵食がみられる。熱帯気候に属しているが,山頂にときどき雪が降るため,マウナケア(「白い山」の意)の名がある。氷食地形とワイアウの氷河湖が残っており,氷河期には山頂が氷河に覆われていたことを示している。

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