20世紀西洋人名事典 「ハワードグラップ」の解説
ハワード グラップ
Howard Grubb
1844 - 1931
アイルランドの望遠鏡製造業者。
ダブリンの著名な望遠鏡製造業者で父親が1868年に会社を創立、ハワードの代に建造された機械は多く王立学会のためで、ハギンスがそれで多くの分光観測を行う。最大のものはウィーン天文台の67cm実視用屈折、オックスフォード大学ラドクリフ天文台の60cm屈折、南アフリカのヨハネスブルグ天文台の67cm等である。1925年引退し、パーソンズ社に併合されるがその後もハワード・グラップ・パーソンズ社の名で有力な光学機械を製造。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報