20世紀西洋人名事典 の解説
ハンス・C. ニッパーダイ
Hans Carl Nipperdey
1895 - 1966
ドイツの私法学者。
元・連邦労働裁判所長官,元・ケルン大学正教授。
バート・ベルカ生まれ。
ハイデルベルク、ライプッィヒ、イエナの各大学で学び、1920年イエナ大学において教授資格を取得、私講師となる。同大学院外教授を経て’25年よりケルン大学正教授に就任し、民法、商法、労働法を担当。労働法学においては法解釈論的立場にたち、ヒュックとの共著「労働法会議」(’28〜30年)は初版以来労働法の標準的教科書として使用されている。また、’54〜63年まで連邦労働裁判所長官を兼任し、実践的にも活躍した。著書はほかに「民法総則」(’59〜60年)、「賃金法論考」(’24年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報