ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンドレッド」の意味・わかりやすい解説 ハンドレッドhundred イギリスの地方政治の一単位。シャイア (州,県) とタウンシップ (町,村) の中間の,日本でいえば郡。デーンロー地方ではワペンテイク wapentakeがこれにあたる。本来七王国時代のウェセックスの制度で,理論上 100ハイドの地に発するといわれるが,史料上に現れるのは 10世紀以後。以後中世を通じ,その数,境界,機能など変動したが,法廷が開かれて,行政,司法,徴税の単位として重要な機能を果した。地方行政単位としては 19世紀まで存続した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報