バシェギー石(読み)バシェギーせき

最新 地学事典 「バシェギー石」の解説

バシェギーせき
バシェギー石

vashegyite

化学組成Al11(PO49OH6・38H2Oの鉱物ワセギーアイトとも。もともと塩基性アルミニウムのリン酸塩としてK.Zimanyi(1909)によりハンガリーのVashegy(現在Zeleznik)の鉄鉱山から報告。Z.JohanらによってVashegy産の試料が再検討され上記の式が与えられた。直方晶系,空間群?格子定数a1.0773nm, b1.4971, c2.0626, 単位格子中4分子含む。白亜質色,緻密~孔隙質塊状。比重1.93。屈折率α1.479, β1.488, γ1.490, 二軸性負, 2V67°。Z.Johanらは旧チェコスロバキアのChvaletice産のバシェギー石試料について,以下のデータも報告。Al6(PO45(OH)3・23H2O。直方晶系,空間群Pna,格子定数a1.0754nm, b1.4971, c2.2675, 薄緑がかった白,比重1.99。屈折率α1.470, β1.477, γ1.482, 二軸性負,2V74°。両者の同一性については疑問が残る。日本では福島県田村市滝根町,高知県吾川郡いの町で産出名称産地にちなむ。参考文献Z.Johan et al.(1982) Can. Min.,Vol.21

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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