バストロンボーン

デジタル大辞泉 「バストロンボーン」の意味・読み・例文・類語

バス‐トロンボーン(bass trombone)

普通のものより低い音域まで出せるトロンボーン

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精選版 日本国語大辞典 「バストロンボーン」の意味・読み・例文・類語

バス‐トロンボーン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] bass trombone ) 普通のものより低い音域をもつトロンボーン。管が太く、深い音色を出す。

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音楽用語ダス 「バストロンボーン」の解説

バス・トロンボーン[bass trombone / B.Trom、 BTb]

通常はテナー・トロンボーンと同じ音域だが、迂回管用のロータリーバルブを操作すると完全4度下または完全5度下がる。これによってテナー・トロンボーンでのペダル低域と演奏音域の中間部分が演奏可能になる。ただし、低音をはっきり発音させるために管を太くしてあるので高域は出しにくい。スライド操作の妨げにならない位置に迂回管がセットされ、ロータリー・バルブの開閉左手親指だけで行える。迂回管が完全4度下のみのタイプもある。

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世界大百科事典(旧版)内のバストロンボーンの言及

【トロンボーン】より

…ペダル音(倍音列の基音)は常用音域外の低音であるが,その特異な音色を利用することがあり,音高は下1点変ロ以下である。もっと大型・低音で,管も太目のバス・トロンボーンは,ドイツではヘ調,イギリスではト調が中心であった等々の歴史もあり,規格は必ずしも一定しない。変ロ調テノールとヘ調バスを合体させ,相互に切り換える弁をつけたテノール・バス・トロンボーンもよく用いられる。…

※「バストロンボーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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