ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バスラ県」の意味・わかりやすい解説 バスラ〔県〕バスラBasra イラクの南東端,ペルシア湾頭にのぞみ,イラン国境からクウェート国境に広がる県。県都はバスラ。県内にはイラク最大の湖であるハンマール湖の約半分をはじめ,東部のイラン国境にかけて沼沢地がきわめて多く,かつては最大の不健康地であった。標高 0mに近い。県内北部でチグリス川,ユーフラテス川がクルナで合流し,シャットルアラブ川となってペルシア湾に注いでいる。農産物には国内最大の収穫をあげているナツメヤシをはじめ,米,穀物,ミレット (雑穀) などがある。バスラの南西方のルマイラ,ズバイル地区では石油油田の開発が盛ん。主要都市は県都のほかズバイル,アブーアルハシーブなど。面積1万 9070km2。人口 116万 8800 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by