クルナ(その他表記)Khulna

デジタル大辞泉 「クルナ」の意味・読み・例文・類語

クルナ(Khulna)

バングラデシュ南西部の都市ガンジスデルタを流れるルプシャ川とバイロブ川沿いに位置し、ルプシャ川の下流モングラ外港がある。商工業中心地であり、同国第三の規模をもつ。米、ジュートなどの農産物、および木材集散加工が盛ん。クールナ

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精選版 日本国語大辞典 「クルナ」の意味・読み・例文・類語

くる‐な

  1. 〘 名詞 〙 植物ふなばらそう(舟腹草)」の古名。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「クルナ」の意味・わかりやすい解説

クルナ
Khulna

バングラデシュ共和国南西端,ガンガー(ガンジス)川デルタ上の商業都市。人口77万0498(2001)。〈スンダルバンSundarban〉とよばれる形成途上の先端部デルタの多湿森林帯と成熟期デルタとの交界部に位置し,両者を結ぶ商業中心をなす。周辺は米,ジュート,サトウキビ,ココヤシを産し,これらの集散と加工を行うとともに,マッチ綿織物製紙,川船の造船などの工業が立地する。15世紀のガウル期の遺跡が残っている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルナ」の意味・わかりやすい解説

クルナ
Khulna

バングラデシュ南西部の都市。クルナ州の州都。バリサール西方約 85km,ガンジスデルタ中央部の鉄道沿線に位置。バイラブ川の重要な河港でもあり,古くからジュート,米をはじめとする農産物の集散と交易中心地として発達。市内を流れるバイラブ川の河川交通は沿岸主要都市を結び,クルナ-ナーラーヤンガンジ間には定期客船航路もある。造船,製紙,印刷,ジュート加工などの工業の発展も著しい。人口 54万 5849 (1991推計) 。

クルナ
Al-Qurnah

イラク南東部,バスラ県の町。バスラ北北西約 60km,ユーフラテス川とチグリス川の合流点に近い低湿地に位置する。砂漠地帯に珍しく水が豊富なため,周辺にはナツメヤシの林が多い。エデンの園の伝説がある。

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百科事典マイペディア 「クルナ」の意味・わかりやすい解説

クルナ

バングラデシュの南西部の都市。ガンジス川デルタの中央部に位置し,分流のプスル川に臨んでいる。デルタ地帯南部の主要な河港で,周辺で生産される農作物や木材の集散,加工の中心地になっている。コメ,ジュート,綿花,油料作物などの加工や織物業,木材加工などが行なわれ,近くに造船所もある。人口66万3342人(2011)。

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