共同通信ニュース用語解説 「バターン原発」の解説
バターン原発
フィリピン・ルソン島のバターン半島に立地。石油危機を機に、1973年に父のマルコス大統領が建設計画を発表した。米ウェスチングハウス・エレクトリックが受注。84年に出力62万キロワットの加圧水型軽水炉が完成したが、86年のチェルノブイリ原発事故で稼働が見送られた。建設費は23億ドル(現在の相場で約3100億円)。2011年の福島第1原発の事故後、復活が絶望視されたが、今年2月にドゥテルテ大統領が原発活用を盛り込んだ大統領令に署名し、風向きが変わった。隣に2号機の用地も確保されている。(モロン共同)
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報