加圧水型軽水炉(読み)カアツスイガタケイスイロ

デジタル大辞泉 「加圧水型軽水炉」の意味・読み・例文・類語

かあつすいがた‐けいすいろ【加圧水型軽水炉】

中性子減速原子炉冷却に普通の水を用いる軽水炉うち炉心の熱を、まず高温高圧の水(一次冷却水)として取り出し、その熱で二次冷却水蒸気に変えて発電機タービンを回す仕組みのもの。一般に加圧水型原子炉という場合、この加圧水型軽水炉をさす。→沸騰水型軽水炉

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共同通信ニュース用語解説 「加圧水型軽水炉」の解説

加圧水型軽水炉(PWR)

原子炉の型式一つ圧力をかけて沸騰を抑えた1次冷却水の熱を2次冷却水に伝え、蒸気にして発電する。放射性物質を含む水と、発電タービンを回す水を分離するのが特徴三菱重工業や東芝傘下の米ウェスチングハウス・エレクトリックが手掛ける。東京電力などが保有する沸騰水型軽水炉(BWR)は、原子炉で発生した蒸気で直接タービンを回す。

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世界大百科事典(旧版)内の加圧水型軽水炉の言及

【原子炉】より

…原子炉容器は設計圧力が88気圧,設計温度が302℃である。(b)加圧水型軽水炉(PWR) 加圧水型は冷却材である軽水の圧力を約157気圧とし,温度289℃で下部から炉心に入り,325℃で炉心を出ていくように設計してある。この水は原子炉容器外の蒸気発生器内部の逆U字形の細管を通ってその外側にある二次冷却材の水を加熱沸騰させ,その後ふたたび原子炉容器に送り込まれる(図4-a)。…

※「加圧水型軽水炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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