ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バックワードダイオード」の意味・わかりやすい解説 バックワードダイオードbackward diode エサキダイオードにおいて,半導体の不純物濃度を少し低くすると,図のような電圧・電流特性が得られる。この特性は,電圧の逆方向 (負方向) のほうが順方向より導通性が高く,通常のダイオードと比べると極性が逆になっているようにみえるので,バックワードダイオードと呼ばれる。電圧の低い範囲で導通の立上がりが急峻なため,小信号の応用 (混合器,検波器,振幅制限器など) がある。また,エサキダイオードのバイアスの安定化にも使われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by