日本大百科全書(ニッポニカ) 「バッシュ」の意味・わかりやすい解説 バッシュばっしゅVictor Basch(1863―1944) フランスの美学者。ブダペストに生まれる。1918年にソルボンヌ大学(パリ大学)に設置された美学講座最初の担当者である。ドイツ美学をフランスに移植し、カント、シラーの紹介・批判に努めながら、彼独自の美学を心理学的観点にたって展開した。それは美的観照を感情移入、象徴的共感としてとらえ、観照対象との融合に美的意識の本質をみるものであった。また、シューマン、ティツィアーノの研究も残している。第二次世界大戦中に、ナチス・ドイツに虐殺された。[村山康男 2015年5月19日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
367日誕生日大事典 「バッシュ」の解説 バッシュ 生年月日:1865年8月18日フランスの美学者1944年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報 Sponserd by