20世紀西洋人名事典 「バッバーマイリー」の解説
バッバー マイリー
Bubber Miley
1903.4.3 - 1932.5.20
米国のジャズ演奏家。
サウス・カロライナ州アイケン生まれ。
別名James Wesley Miley。
1921年ブルース・シンガー、マミー・スミスの伴奏者としてツアーに参加。’23年ワシントニアンズに加入。デューク・エリントンがリーダーとなった’24年からも同楽団で活躍。初期デューク・エリントン楽団のジャングル・スタイルの基調となったワー・ワー・トランペット奏法を創始したプレイヤーとしてジャズ史上に残る。トロンボーン奏者トリッキー・サム・ナントと絶妙のコンビをなすが、飲酒癖が高じ’29年1月退団。’31年自己の楽団を結成したが5月に病死。代表作に「ザ・ビギニング/デューク・エリントン」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報