バティフォル(その他表記)Batiffol, Pierre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バティフォル」の意味・わかりやすい解説

バティフォル
Batiffol, Pierre

[生]1861.1.27. ツールーズ
[没]1929.1.13. パリ
フランスのカトリック教会史家。パリで L.デュシェーヌに学び,1889年から聖バルバラ学院で教えた。 J.ラグランジュとともに聖書学雑誌"Revue biblique"で活躍。 98年ツールーズのカトリック研究所長。 1907年著書『聖餐論』L'Eucharistie (1905) などが近代主義的として禁書にされたが,彼自身は反近代主義の立場を守り続けた。主著『初期教会とカトリック教』L'Eglise naissante et le catholicisme (09) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android