バハカリフォルニアスル州(読み)バハカリフォルニアスル(その他表記)Baja California Sur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

バハカリフォルニアスル〔州〕
バハカリフォルニアスル
Baja California Sur

メキシコ北西部の州。州都ラパス。バハカリフォルニア半島の南半を占める。東のカリフォルニア湾側には海岸に迫って山脈が連なり,ラストレスビルヘネス火山 (1996m) をはじめとする火山が多い。西の太平洋側には北のオホデリエブレ潟湖から南端付近まで海岸平野が続く。 1887年連邦直轄地,1931年准州,74年州となった。メキシコで最も人口密度の低い州で,開発も遅れているが,近年南部のラパス周辺や中部の平野で,灌漑によりワタが大規模に栽培されるようになり,ほかにオリーブサトウキビなども産する。 19世紀後半以来フランス資本により開発されてきた北東部サンタロサリアの銅山は,現在規模を縮小し政府の補助金により操業されている。工業は綿加工,魚缶詰,製塩などに限られる。近年観光業が重要な収入源となっている。交通網は半島縦断道路が通るほか未発達であるが,海路,空路も含めて次第に整備,拡充されてきている。面積7万 3475km2。人口 31万 7326 (1990推計) 。

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