バミューダ

百科事典マイペディア 「バミューダ」の意味・わかりやすい解説

バミューダ[諸島]【バミューダ】

大西洋上,ニューヨーク南東約1200kmにある英領の島々。約300のサンゴ礁の島々からなり,うち20島が常住島。主産物はユリ根,バナナ,早期栽培の野菜など。欧米を結ぶ海空路中継基地,米国の軍事基地として重要。観光地,冬の保養地としても著名。1503年スペイン人ベルムデスが発見,1609年英国の難破船が漂着するまで無住,1884年以後英領。主都はバミューダ島のハミルトン。53.3km2。6万4237人(2010)。なお,バミューダとプエルト・リコ,フロリダを結ぶ海域では,1854年以来50以上の船舶や飛行機が謎の失踪とげ,〈魔の三角地帯〉として知られる。セント・ジョージズ島の歴史的都市セント・ジョージは,17世紀初めにさかのぼる新世界の要塞都市として,2000年世界文化遺産に登録された。

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世界大百科事典(旧版)内のバミューダの言及

【バミューダ[諸島]】より

…別称サマーズ諸島Somers Islands。アメリカ合衆国ノース・カロライナ州のハタラス岬の南東約920km,北緯32゜18′,西経64゜46′に位置し,主島バミューダ島を中心に東側のセント・ジョージ島,セント・デービッド島,西側のサマセット島,アイルランド島などが橋や堤防で結ばれる。全体で約300の島から構成され,総面積53.3km2であるが,住民のいるのは約20の島にすぎず,人口6万1000(1996)。…

※「バミューダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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