日本の自動車技術240選 の解説
セラミック・ターボチャジャー
製作(製造)年1985
製作者(社)日産自動車 株式会社
資料の種類その他(資料)
現状保存・非公開
会社名日産自動車(株)
通称名セラミック・ターボチャジャー
搭載車名フェアレディZ
製作年1985
構造・方式・手段・方法等窒化珪素セラミック製ターボロータを射出成形後焼結し,金属軸にろう付けと焼ばめにより接合。最大許容欠陥長さに相当する応力を負荷し,残存したロータを選択することにより,寿命を保証している。
機能・作用等高温強度が高い軽量材料として,比重が耐熱金属の半分以下の脆性材料であるセラミックをロータを金属軸に接合し,回転慣性モーメントを低減した。ターボ過給機で問題となる,過渡時の遅れ(加速時のターボラグ)を低減した。
効果回転慣性モーメントを約2/3に低減。加速応答性を向上
参考文献・日産技報 Vo21 P125~134 1985 ・SAE Paper861128・第14回日本ガスタービン学会 講演会前刷 ・日本機械学会 北陸地方講演会・日本学術振興会 高温セラミック材料第124委員会、将来加工技術第136委員会など
出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報