ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ばらの精」の意味・わかりやすい解説
ばらの精
ばらのせい
Le spectre de la rose
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…この成功によりディアギレフはパリの芸術社会で注目を浴び,多くの才幹がその周囲に集まったばかりでなく,バレエ・リュッスの作品に進んで協力することになった。その結果生まれたのが詩人ボードアイエJean Louis Vaudoyer(1883‐1963)の提案による《バラの精》(1911),J.コクトー台本の《青い神》(1912)であり,《ダフニスとクロエ》(1912),《遊戯》(1913)には,それぞれラベル,ドビュッシーが新曲を書き下ろしている。しかしこの時期においては上演作品の主流はロシア・エキゾティシズムであり,ストラビンスキーはそのディアギレフの意図を踏まえて《火の鳥》(1910),《ペトルーシカ》(1911),《春の祭典》(1913)を作曲し,新進作曲家として世に出た。…
※「ばらの精」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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