最新 地学事典 「バランド」の解説
バランド
Barrande, Joachim
1799.8.11~1883. 10.5 フランス出身の古生物学者・地質学者。革命で追放された貴族に従ってパリを離れ,プラハに定着。私財を投じて多数の人を雇い,化石を収集。数千種を記載した『Système Silurien du Centre de la Bohême』は四つ折判で29巻+補巻数冊。完結に1852年から50年以上を要した。この“Silurien(シルル系)”(=下部古生界)をA~Hの8階(étages)に区分。そのなかに3つの化石群を識別。下部のものをPrimordial Silurianと呼んだのがprimordial fauna(初生動物群)の語の最初で,これは現在のカンブリア系に相当。
執筆者:山下 昇
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

