ばりつく(読み)バリツク

デジタル大辞泉 「ばりつく」の意味・読み・例文・類語

ばり‐つ・く

[動カ四]すぐれた才能をもつ。また、はぶりよく振る舞う。
「当時日の出の―・く役者を」〈滑・客者評判記〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ばりつく」の意味・読み・例文・類語

ばり‐つ・く

〘自カ四〙 (「つく」は接尾語)
① 非常に鋭い才能がある。威勢がよいさまである。人気がある。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下「みんながばりつく能(いい)顔だ」
② 評判がよく、客がよく来る。
洒落本・船頭深話(1802)二「ここのうちでもわりわり(〈注〉評ばんよく大入の事也)いわせて、壱人でばり附(ばりツイ)(〈注〉上ニ同ジ)て居ながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android