バロー岬(読み)バローミサキ(その他表記)Point Barrow

デジタル大辞泉 「バロー岬」の意味・読み・例文・類語

バロー‐みさき【バロー岬】

Point Barrow》米国アラスカ州北部、同国最北端の岬。ウトキアグビク(旧称バロー)の北東約15キロメートルに位置し、北極海砂嘴が延びる。1826年に英海軍のF=ビーチー到達ポイントバロー

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改訂新版 世界大百科事典 「バロー岬」の意味・わかりやすい解説

バロー[岬]
Point Barrow

アメリカ合衆国アラスカ州北端部の岬。北極海に面する全長6.5kmの砂嘴で,合衆国最北端の岬(北緯71°25′,西経156°20′)である。1826年イギリス海軍のフレデリック・ビーチーが到達し,探検隊の後援者であったジョン・バローにちなんで命名された。極地研究所がある。南西15kmには合衆国最北端の町バローがあり,エスキモー人口が多く,気象観測所やラジオ局をもつ。年平均気温は-12℃と厳寒で,ツンドラ植生が卓越する。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バロー岬」の意味・わかりやすい解説

バロー岬
ばろーみさき
Point Barrow

アメリカ合衆国、アラスカ州の最北端、北極海に突き出した砂嘴(さし)。南西約20キロメートルに、エスキモーの町バロー(人口4581、2000)があり、軍の研究所や総合病院が設置されている。1826年にイギリス海軍のビーチェリー率いる探検隊が到達し、岬の名は、そのときの後援者であるバロー卿(きょう)からとられた。

[鶴見英策]

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