総合病院(読み)ソウゴウビョウイン

精選版 日本国語大辞典 「総合病院」の意味・読み・例文・類語

そうごう‐びょういんソウガフビャウヰン【総合病院】

  1. 〘 名詞 〙 内科、外科、産婦人科眼科および耳鼻咽喉科などの診療科を有し、入院用ベッドを一〇〇以上備えている病院。
    1. [初出の実例]「設備のととのった綜合病院で一度診察してもらう」(出典:マヤと一緒に(1962)〈島尾敏雄〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の総合病院の言及

【病院】より

…一方,世界保健機関(WHO)の医療組織専門委員会は,病院の定義として,〈医療組織と社会組織の統合されたものであり,その機能は全住民に治療および予防の完全なヘルス・ケアを提供するもので,その外来患者サービスは,その家族のことや家庭環境にまで及ぶもので,さらに各種医療従事者や生物学的・社会学的研究者の養成訓練センターでもある〉と述べられている。このように,日本の病院は世界的な通念と異なっているが,日本の病院のうち,患者100人以上の収容施設を有し,その診療科目に内科,外科,産婦人科,眼科および耳鼻咽喉科を含み,かつ化学,細菌および病理の検査施設,病理解剖室,研究室,講義室,図書室,救急用または患者輸送用の自動車を有する場合,その所在地の知事の承認を得て,総合病院と称することができるとされている。このような相違は,病院のつくられ方の歴史の差を反映している。…

※「総合病院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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