デジタル大辞泉 「バンテアイチュマール」の意味・読み・例文・類語 バンテアイ‐チュマール(Banteay Chhmar) カンボジア北西部にある仏教寺院の遺跡。シェムリアップの北西約150キロメートルに位置し、タイとの国境に近い。12世紀末から13世紀初頭にかけて、クメール王朝のジャヤバルマン7世が息子の死を弔うために建立。東西約1600メートル、南北約750メートルの環濠かんごうに囲まれる。中央の寺院には、王の戦う姿や王宮内の暮らし、千手観音やヒンズー教の神々を描いた浮き彫りが残っている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例