ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャヤバルマン7世」の意味・わかりやすい解説
ジャヤバルマン7世
ジャヤバルマンななせい
Jayavarman VII
[没]1220頃
カンボジア,アンコール朝最盛時代を形成した王 (在位 1181~1220頃) 。この時代にカンボジアの勢威は大いに伸び,東は中部ベトナムにあったチャンパに,北方はラオス中部まで,西方はメナム (チャオプラヤ) 川流域に,南はマレー半島北部にまで及んだ。王は熱心な大乗仏教徒で,国内各地に大伽藍を建立したほか,首都を中心とした道路網の整備,102に及ぶ病院の建設などを行なった。
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