世界の主要言語がわかる事典 「バントゥ諸語」の解説 バントゥしょご【バントゥ諸語】 ニジェールコルドファン語族のなかのベヌエコンゴ語群に属する一大言語グループ。アフリカのカメルーンとケニアを結ぶ線の南に分布する。スワヒリ語、コンゴ語、ズールー語、ルワンダ語をはじめ、互いに親族関係にあるおよそ500の言語からなり、その多くで「人々」をバントゥというため、この名がある。多くは部族語で、話者数は数千人程度のものも多いが、東アフリカの共通語になっているスワヒリ語は7000万人の話し手をもつ。共通の文法的な特徴として、名詞クラスのシステム(名詞が接頭辞でクラス分けされ、名詞にかかる形容詞、動詞などがそれに応じて一部形を変える)がある。◇英語でBantu。 出典 講談社世界の主要言語がわかる事典について 情報