20世紀日本人名事典 「パク・キョンシク」の解説
パク・キョンシク
パク キョンシク
Park Kyong-sik
07の歴史家 アジア問題研究所代表。
- 国籍
- 韓国
- 生年
- 1922年12月7日
- 没年
- 1998年2月13日
- 出生地
- 慶尚北道奉化郡鳳城面金峰里
- 学歴〔年〕
- 東洋大学文学部史学科〔’49年〕卒
- 経歴
- 1929年両親に連れられ日本に渡り、大分県西国東郡朝日村(現・大田村)に住む。大学卒業後、’60年まで東京朝鮮中・高級学校教員、’70年まで朝鮮大学校教員を務めた。’75〜76年「季刊三千里」編集委員を経て、同年在日朝鮮人運動史研究会を組織し、機関史「在日朝鮮人史研究」を発行(’97年7月 第27号まで)。’77年アジア問題研究所を設立し、朝鮮近・現代史研究に従事、「朝鮮問題資料叢書」「研究所報」誌などを発行した。’65年の著書「朝鮮人強制連行の記録」は戦前の在日の状況を赤裸々に報告、日本の植民地政策を実証的告発した成果として日本人に衝撃を与えた。また、強制連行の証言集会などの市民集会にも積極的に参加し、発言した。他の著書に「日本帝国主義の朝鮮支配〈上・下〉」(’73年)、「天皇制国家と在日朝鮮人」(’76年)、「朝鮮三・一独立運動」(’76年)、「在日朝鮮人運動史 八・一五解放前」(’79年)、「在日朝鮮人―私の青春」(’81年)、「解放後 在日朝鮮人運動史」(’89年)、「在日朝鮮人・強制連行・民族問題」(’92年)、編書に「在日朝鮮人関係資料集成」(全5巻 ’75年)、「朝鮮問題資料叢書」(全16巻 ’81年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報