現代外国人名録2016 「パスカルボニツェール」の解説
パスカル ボニツェール
Pascal Bonitzer
- 職業・肩書
- 映画批評家,脚本家,映画監督
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1946年2月1日
- 出生地
- パリ
- 学歴
- ナンテール大学(哲学)卒,ナンテール大学大学院哲学研究科修士課程修了
- 受賞
- フランス・エッセイ大賞〔1991年〕「エリック・ロメール」,ジャン・ヴィゴ賞〔1996年〕「アンコール」
- 経歴
- 1969年から「カイエ・デュ・シネマ」の編集員として評論、エッセイ、インタビューなどで活躍。美学、美術史の豊富な知識をいかした本格的な映画論を展開する。一方、’76年から脚本家としても映画の世界に近づき、アンドレ・テシネ、ブノワ・ジャコー、アケルマンらとコラボレーションを組むと共に、’84年ジャック・リヴェットの「地に堕ちた愛」の脚本を手がけ、以後リヴェット作品には欠かせない存在となる。他の脚本にアンドレ・テシネ監督「ブロンテ姉妹」(’79年)、リヴェット監督「嵐が丘」(’86年)、「美しき諍い女」(’91年)などがある。また、’96年「アンコール」で監督としてもデビュー。他の監督作品に「ロベールには無関係」(’99年)、「華麗なるアリバイ」(2008年)など。FEMISシナリオ学科教授も務める。著書に「歪形するフレーム―絵画と映画の比較考案」(1985年)などがある。’96年東京国際映画祭で来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報