パタスザル(英語表記)Erythrocebus patas; patas monkey

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パタスザル」の意味・わかりやすい解説

パタスザル
Erythrocebus patas; patas monkey

霊長目オナガザル科。アカザル (またはレッドモンキー) ともいう。体長 70cm,尾長 60cm内外。手,足はほぼ等長で細長い。体色は,背面赤褐色腹面が白または灰白色で,口のまわりに白い毛が生えている。群れをつくって生活し,群れはリーダーに率いられる。木にも登るが,地上を走るのがうまい。雑食性で昆虫類,小鳥,鳥卵,果実,木の実,木の根などを食べる。医学用実験動物として使われる。アフリカ中央部を中心に分布し,サバナにすむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「パタスザル」の解説

パタスザル
学名:Erythrocebus patas

種名 / パタスザル
科名 / オナガザル科
解説 / サルの中でいちばん足が速く、乾燥した地域にすんでいます。
体長 / オス約62cm、メス約49cm/尾長51~62cm
体重 / オス7~13kg、メス4~7kg
食物 / 果実、草、昆虫など
分布 / アフリカ西部から東部サバンナに広く分布

出典 小学館の図鑑NEO[新版]動物小学館の図鑑NEO[新版]動物について 情報

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android